サービスの料金設定の難しさ。割とバラバラ
サービスの料金設定って難しいですよね。どんなサービスでも正解がない。もちろん、最適解はある。でもそれは料金を一度設定して、ユーザに判断して貰い、売上高が最大になるように提供機能などと含めて検討しないと、見えてこない。
アメリカのユーザにとっては安いけど、日本のユーザにとっては高い。
この機能を気に入っている人にとっては安いけど、その機能を使っていない人にとっては高い。
などなど。
全員に納得感のある料金、というのはなかなか難しい。
ビジネスも継続可能でないといけない。
SaaSの料金設定
SaaSの月額サブスクリプション、もしくは売り切り型の物などは、料金設定は難しいが、ユーザがそれで買ってくれればそれでいいし、買ってくれなければ製品か価格を変える必要がある。
基本的な思想はシンプルに決められるので悩みは少ないかなと思う。
どのSaaSもそれぞれでいくらだったらユーザがこのSaaSを使うべきと判断するか、という仮説を元に決めていると思う。
ちなみにGoogle Apps for Workが1ユーザ月額500円~
セールスフォースは1ユーザ年額9000円~なので月額750円~
Market placeの料金設定
これは実に難しい、大変難しいと思う。いくつかだけぱっと料金をまとめてみる。
クラウドソーシング
クラウドワークスは5~20%
Lancersも5~20%
99designsは10%ぐらい?
Conyacは2~15%
オフライン系のマッチング
ジモティは無料
http://jmty.jp/all/ser-kw-%E6%96%99%E9%87%91
ストリートアカデミーは5~15%
カメラマンのマッチング
「カメラ 依頼」で上位(1位はランサーズだった)のファーストフォトは30%
最近私も使ったことがあるour-photoは35%
ベビーシッター
スマートシッターは25%。これに保険料が含まれているのかどうかは記事上からは不明ですが、含まれているとしたらお安いです。
カットモデル
ミニモは基本は無料。0円~700円。
手数料の設定はどこから来るのか
私はこれらは基本的には提供している価値によって決まっているのかとは思います。例えば、メルカリなどは10%取らなくても会社は存続可能なはずですが、10%を継続しています。10%にユーザが納得しているからこその10%でしょう。
CrowdWorks, Lancersなどは「クラウドで完結するためのシステム」を作ることや、サポート面で多数のコストが掛かるので、10%は必要不可欠でしょう。
カメラについてはサポートはおそらくそこまでいらないものの、広告を出稿しないとカメラマンも顧客も集めるのは容易ではないので、そのコストが反映されているのではないかと思います。
ふと料金設定周りが気になって、さっと分かる範囲で色々見てみました。
結局はユーザの納得感と会社が存続・スケール可能かどうか、の2つな気がしますね